| 雑巾がけしてたつもりが、オブラードでポポンSを包み込んでたことってよくありますよね |
今日は電車乗ってました。
それで駅に停車した時に、うへ〜って客どもが乗ってきた。
その数秒後に横のおっさんが 「どうぞ」 って急に席を立って、買いもの袋持ちまくったおっさんが 「すんまへんなあ」 って座ってん。
その瞬間、石鹸の匂いがふわって漂ってきた。
おっさんがガサガサ動くたびに、 ふわっ ふわっ って石鹸の匂いが漂ってくるねん。
めっちゃええ匂いやねん。
それで、買いもの袋をちょっと見たら インスタントラーメンがいっぱい入ってるねん。
それで、 ふわ〜 って石鹸のええ匂いに包まれるねん。
もう、オレ、なんか、くらくらしてきて、 バタン ってたおれた。
なんか石鹸の匂いが ふわっ ってするなって気づいたら、ソファーの上で寝てて
石鹸おじさん「おう、気づいたか」
って顔を覗き込んできた。
あかん、この石鹸の匂いに逆らわれへん。 ふにゃふにゃになる。
なんか、苦しいな思ってパンツよう見たらトランクスからブリーフになってた。
石鹸おじさん「それ変えといたで。」
おっさんに見られてますやん!
その時、また石鹸の匂いが
ふわ〜
ってしてきて何もそれに対して反論できんかった。 もう受け入れるしかなかった。
なんかラーメンの匂いがしてきた。
石鹸おじさん「ラーメンあるから」
とか言うて、インスタントラーメンにお湯をとろとろ〜って入れよった。 しかも、おっさんの爪垢がつまった爪の親指がカップの中に入ってるねん。
ちょう、おっさん指! 言おうとしたら、また石鹸の匂いが
ふわ〜
ってしてきて、抵抗できんようなって3分後にそのラーメンを一緒に食べることになった。
もうはよ帰らな好きなようにされるから帰ることにした。
石鹸「なんや、もう帰るんか」
かずゆき「はい、寝たきりの母上にお粥を作らなければならないので」
って勝手におかんを寝たきりと言うことにして帰ろうとしたら
石鹸「うへ〜」
って泣きだして
石鹸「わし、そんな子放っておかれへんがな」
っておっさんがなんか家まで着いて来ようとするねん。
だから道を歩いてて、角を曲がったところで
ぶーわー
猛スピードで走った。 それでおっさんが、角を曲がってくる前に雑居ビルに入ってエレベーターに乗って、すぐに8階を押して閉じるを押した。
これで安心や。
チーン
8階についた。
前に中年のおっさんらしき人が立っていた。 そして石鹸の匂いが漂ってきた
…
それから5年たちました。 年月が流れるのは早いもんです。
歯を研いて顔を洗った。
かずゆき「おい、飯まだかよ。会社に遅刻するじゃないか」
ってテーブルについた。
台所では トントントントン ってエプロンつけて料理している音が聞こえた。
「なんや、起きてたんか。もう出来とるからな」
その朝ご飯を置く手からは、石鹸の匂いが漂ってきた。
終わり。
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Author:かずゆき
かずスクール で数学を教えてます。
京都大学理学部を数学で卒業。 神戸で育って神戸に住んでます。
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