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わんこら日記
甘くて切ない日記。わんこら式数学の勉強法、解説記事

犬を飼う前に、おじいちゃんが新聞紙で殴りかからないかをチェックしろ
今日は朝に親父と一緒に病院に行きました。


それで先生から話しがあるってことで説明を受けることになってん。


そしたらまずは手術の説明からはじまった。


覚悟はしていたけえど、やっぱり厳しい内容になった。


やはり腹膜播種になっていて、小腸の部分は意味がないからとらなかった。

お腹に小さいがん細胞が散らばっている。

切除したリンパ節にも転移はあった。

先生はオレに向かって話していたようや。

オレはしっかり病状の内容を聞き取った。


そしてこの病院ではこの例は実績が乏しくて、転院をしてはどうかと言う話になった。



お母さんはまだまだ若い。

体力もある。

今は抗がん剤でも分子標的薬と言う癌を狙い撃ちする薬があって、色々挑戦してみる価値はある。


そして有名な病院をたくさん教えてもらった。

そのほとんど神戸大学医学部の系列と言う話になって

先生「息子さんは、京都大学ですよね?」

かずゆき「あ、はい」

先生「ここの病院は京都大学の系列になります」


何故か先生は、オレの大学を知っていた。

だからオレに向かって説明をしてたんか。


ステージ4とか5年生存率がどんなものかも知ってるであろうと言うのはお見通しのようやな。

お母さんが、息子は京都大学とか言うてるんやろな。


先生「他にも行きたいとこがあれば、紹介状を書きます」



かずゆき「そしたら、先生が教えてくれた病院をリストにしとこか」

お父さん「ちょっと待ってな」


先生「今週中にお願いします」

お父さん「はい」

先生「本人にも言うとかなあかんけどね。化学療法を受けてもらわないといけないからね」



かずゆき「それでは、わからないところがあればまた教えてください」

先生「はい、いいですよ」


かずゆき「母は、先生が優しいと安心しておりました。」

とお母さんが言ってたことを思い出して何となく言ったら、なんかよく覚えてないけど


自分はここまでしか助けられなかった

と言うような感じのことを言っていた。



でも、この先生やから腸閉塞は手術成功して助かったし、お母さんも恐がらずに手術できたから。



そして、親父と二人で病室に戻ってきた。


お母さん「どうやった?もうお母さん、何言われてるかドキドキして」

かずゆき「うん、やっぱり転院をすすめられたわ」

お母さん「ちゃんとしたとこで抗がん剤やった方が安心ってことか?」

かずゆき「そう、まだ残ってるのを抗がん剤で抑えるねん。」

お母さん「その方が、安心ってことか」

かずゆき「うん」



親父はあんまり話さないな。


なんでこんな時に頼りにならへんねん。


かずゆき「気の持ちようやな。それで全然違うらしいで。

またなんぼでも時間あると思ったらどうせ何もできずに歳をとるからな」

おかん「うん」

かずゆき「これから、ちゃんと朝起きて散歩して充実して過ごさないとな。もうダラダラしてたらあかんで」

おかん「ほんまやな。」

かずゆき「悩んでも、それだけ寿命が縮まるだけやねん。そんなん、先生なんか間違えてるんちゃうかとか思っとったらええねん」

おかん「うん、お母さん悩んでしまうからあかんねんな」

かずゆき「そうそう、もう何も考えずにあほにならなあかん。」

おかん「そしたら、かずゆきが化学療法ええとこ調べてやってな」

かずゆき「うん、お母さんはなんも考えずに楽しく暮らしたらええからな。

それでいつまでも時間があると思わずに楽しく暮らしてると、ええ結果になっていくもんやねん」

おかん「うん」


それでそろそろ予備校に行かないとやばいから、急いで病室から出て行った。



お母さんはやっぱり厳しいんか。

これから、高い治療費を出して先進医療にも挑戦していくべきやな。

オレも頑張ってお金稼がないとな。


やっぱり、後二年くらいってとこなんかなあ。

それでも、化学療法が効けば10年いくこともあるみたいやしな。


オレはこれから戦わないとな。


そうやって電車乗ってると、メールがきた。

おかんからか。

「今、先生から話しを聞いた」

って書いてた。




そうか。

お母さんは今どんな気持ちなんやろ。


と考える暇なく予備校について、今日も生徒に教えた。

仕事をばりばりやらないとな。



休み時間に年配の先生が、見舞金をくれた。

これはリアルにありがたい!


ほんまにこれから、お金なくなっていくからな。


それから、タバコ先生にも話しを聞いてもらった。


すると

タバコ先生「それは戦えってことですね」

かずゆき「どうも、そうみたいです。お母さんは若くて体力があると言ってました。手術後の治りも凄い早いです」

タバコ先生「それは何度も手術できそうだと言うことですよね。勝負しましょう!勝負できない人はたくさんいるんです」

かずゆき「でもこれくらいのことが無いと、僕はダメかもしれません。
本当は出来ることあったのに出来てないことがありますからね」

タバコ先生「そうやって、全部自分に落とすのはよくないです。
関係ないんです。」


ってなんかタバコ先生と話しでだいぶん、楽になった。



あの人は、ほんま凄いな。

どれだけの受験生がタバコ先生に励まされて救われたんやろな。



そしてタバコ先生と食べて電車に乗って家に帰ろうと一人で暗い道を歩いた。


そしたら誰もいなくなった瞬間に涙がたくさん出てきて、泣きまくってしまった。



あれだけ、癌が残ってる状態なんて知って後は延命するだけなんて、お母さんどう思ったやろ。

あれだけ優しく育ててくれたのに。

あんなに優しいお母さんいないのに。

オレのお母さんが学校で一番綺麗で一番優しいってみんなに言われてたのに。


それがあれだけ癌だらけになってしまって…


もう昔に戻れないねん。


そう、今までオレは夢を見てたんやって。

凄い幸せな夢を見ててん。


やっと醒めただけなんや。


まだまだ生きて、お母さんに見て欲しかった。

お母さんに子供も見て欲しいし、成功して有名になったらお母さんに見て欲しかった。

それでお母さんを高いホテルに泊めておいしいものを食べさせるのが夢やったのに。


オレが東京で仕事があるから、お母さんとかちょっと観光しといてみたいな。


それがお母さんだけ、退場させられるなんて…


まだ決まったわけじゃないのに、やっぱり悲し過ぎて泣いてしまった。


これだけ泣いたことって小学生以来かもな。


でもこのまま泣いたまま家に入ったら、親父が心配するからな。


涙を拭いて家に入った。

それで

かずゆき「お母さん、先生に知らされた言うとったけど大丈夫やった?」

って聞いたら

親父「ああ、なんてことない顔しとったで。ご飯全部食べてたわ。それよりお母さんが薬飲んどきよ言うとったで」


パブロンS渡された。


あれ?


まさか、たくさん励ましたメール書いたのに返ってこなかったのは、単にいつもの面倒くさがりやっただけやったんかこれ。


オレの涙はなんやったんや。

なるほど、母は子供が思ってるよりはるかに強いってことなんか。



それから、友達の先生のお母さんが直腸癌になったときの話のメールが来ていた。


それで親父もオレもだいぶん、希望を持ったな。

もっと、オレのおかんよりも全身転移の末期で全然酷かったみたいや。

それでも治るもんやねんな。


だいぶん切り取ったらしいけど、なんか消えたらしい。


なんかそういう話めっちゃ聞くわ。

癌って実は治ったりすることがあるみたいやな。


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Author:わんこら
京都大学理学部を数学専攻で卒業した数学と物理講師

現在、東京で働いています。

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