| ワイヤレス縄跳の意味の無さ |
今日は朝から気が重かった。 何で重かったか言うと、今日は研究科目の登録のことで呼ばれたからやねん。
成績とか定員で決まるからなあ。 もしっ登録できんということになると… ぶへらった!
だから、家庭教師も火曜日にずらしてもらってん。 それで、くら〜い顔して死にそうになりながら電車乗ってたもん。 たぶん周りから見たら、半笑いでうへ〜って宙を見ながら唾だらだら流してる危ない男性に見えたんやろな。
授業中も、嬉しそうにうへ〜って消しゴムをシャーペンでつつきまくってる姿が見られたと思う。
そういえば、昔おふくろが言うてたな。 テレビは3時間以上見たら捻挫するって。
本格的に頭がおかしくなったところで、オレこんなに校舎が高いとは知らんかったけど8階まで今行って会議室っていうころに行った。 なんか、どえらいことやなこれ。
それで、後ろに何人かいてるからどうやらオレがこの扉を開けてあげなあかんようや。 はいやー!!
ドアを開けると中は、長机に高級なソファーみたいな黒い椅子が並んであった。 ここに座れって言うんか。 これは緊張するな。
何を言われるんやろ。 この微妙な人数は一体何を意味してるんやろ。
オレらだけ登録できんかったとか。
みんなシーンってなってるねん。 もう悲壮な顔してるねん。 そのうち教官を待ってたら、
「キャー!!」
って叫びだすやつがでてきた。
うろたえるな、おまえたち!!
今まで頑張ってきたんちゃうんか! 雨降ってる時も、まあこれくらいの雨なら大丈夫かって傘をささずに昼ご飯買いに行ったら、やっぱめっちゃ降っとったって教室に戻って傘とりに行ったりしたこととか忘れたんか! それで、片手で傘さしながら自転車を運転してたら、後ろから婦人警官のパトカーに 「傘をさしながら自転車乗ってる人、今すぐ降りてください」 ってメガホンで呼ばれても、そのまま走り続けて追跡されたんちゃうんか!
最後まで一緒に頑張ろうやないか!
そうしてる内に、教官がやってきた。 またいつもの教授やった。
とりあえず、ここにいる人らは登録するには単位も問題無いって話やって、最後に呼ぶ10人くらいの人はちょっと希望がかわったりとか話がありますのでって言われた。
呼ばれるか、呼ばれないか。 呼ぶ、呼ばれる、呼ぶ、呼ばれる…
あっ間違えた。 呼ばれる、呼ばれない、呼ばれる、呼ばれない…
「…さん」 一人名前が呼ばれた。
その時、真後ろの人が 「ほいやー!!」 って意味わからんこと叫んで泡ふいてたおれた。
「…さん」 今度は、左の隣の隣の人が前胸部を抑えて、 「今、動脈が解離してます。誰かいい病院知りませんか?」 って周りに聞き出した。
あいつもおかしなったか…
「…さん」 今度は、左斜め後ろの人がガーっ!って立ち上がってビシってその場で気を付けして
「4年間ありがとうございました!」 って叫んでビシ!って頭を下げてお礼をしだした。
どういう意味やねん!
「…さん」 次は、左に5人後ろに4人くらいの位置に座ってるやつが、なんか何も言わずにニターってして嬉しそうに会議室の中を歩きだした。
あれ誰か、止めんでええんか。
「…さん」 次は、前の人が 「ちょう待って。あっオレこの前のテスト名前書き忘れたかもしれへん」 って焦りながら隣のやつに話しだした。 「ちょっほんまちょっと待って。あれオレやったかもしれへん」 とか必死に言うてた。
そんな一つだけで決まらんから安心しろ。
「…さん」 また今度は、右斜め後ろのやつが 「はい!」 って元気よく答えて前にぶーわー走っていって、段差でずざざざ〜ってこけて、もう二度と起き上がることが無かった。
ついに名前が呼び終わった。 めっちゃ長い12秒ぐらいに感じた。
オレは呼ばれなかったけど、どないなってるんやろ。 第一希望で決まったんかな?
そしたら先週の日記に書いた茶髪が教授のとこに 「呼ばれなかった人は、第一希望になるんですか?」 って聞きに行って、みんな教室出ていかずにその質問に釘付けになってた。
茶髪は、昔鳥みたいにカッカッカ!って動きするやつとして実は日記に出てるねんけどな。
それで教授は 「呼ばれた人は、変更があるという話があるかもしれないって言う。そういうわけです」 とかいつものように、ようわからんこと言うてた。
茶髪「第一希望になるってことですか?」 教授「呼ばれた人は、変更があるかもしれないということなんだけど、呼ばれなかった人は変更が無いという、そういうことになるというわけです。あっ呼ばれたからと言って必ず変わるというわけでもありません」 茶髪「呼ばれなかった人は第一希望になるってことですか?」 教授「呼ばれた人は、若干の変更があるということになりますが…」
って何回も同じ会話繰り返してて、みんなそれを聞いてるねん。
それでようやく 茶髪「第一希望になるってことですか?」 教授「そういうことになります」
ってその瞬間みんな、急に明るい顔になってわいわい話だした。
ということは、オレも決まったってことか。 おっ良かった。 助かった。 特に前期は30単位くらい数学と物理の単位とりまくったしな。 頑張ったかいがあった。
それで、校舎を出たところで、茶髪が携帯電話で 「決まった!第一希望に決まった!ほんま良かったわ!」 って誰に話してるんかわからんねんけど嬉しそうに話してた。
なんや、あの人可愛いとこありますやん。 でも、そんな喜びを誰に話すんやろな。 電話の相手はママなんかな。
それで大学を出て駅に向かって歩いて15分くらいたってから、なんか 「ほんま、良かったわ」 って聞こえてきてん。
そしたら、真横を自転車で茶髪が電話しながら通っていってった。
まだ言うとんかい!
ちょっと待って、あの人めっちゃ純粋やん。 なんか、最初は鳥みたいな動きでかっかっかっ!!ってテストとか邪魔してきて、ちょっとむかついてたけど、なんかほんまはええやつやな。
京大生とかって、ちょっとシケてるやんか。 まあよっぽどあほでは無い限り第一機望やろとか。
あいつ、熱いやつやってんな。 今ようやくわかったわ、あの人の良さが。
それにしてもオレが選んだやつは、特にめっちゃ就職に強いらしいけどな。 企業からは引っ張りだことか。 教授になるよりかなりの高額月給で雇ってくれるらしい。
それが目的じゃなかってんけど、そら数理物理やるってことになるとそういうことになるんかな。
テーマ:(;´Д`A) - ジャンル:日記
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Author:かずゆき
かずスクール で数学を教えてます。
京都大学理学部を数学で卒業。 神戸で育って神戸に住んでます。
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